意気地なしストーリー
誰かが 自分のために 何かをしてくれるなんて
微塵も思っていない
期待をしないことで 自分の気持ちを守りつつけてきたから
それは 無意識下で行われるほど頑固なもの
自己中心的な理由で自分を裏切った者に対しても
憤る訳でもなく 身勝手さを憎むわけでも 責めるわけでもなく
諦めてしまうクセがついていた
絶対に期待をしない
いつでも諦める準備をしている…
裏切られる痛みを知って
裏切られた痛みを知って…
それは 憐れな程に… 臆病になる所以
ただ 傷つくのが怖いから
ただ ひたすらに 自己保身のためだけに…
そう わかってる